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ジャマイカ スカおすすめ・名盤20選!夏に聴く気持ちいいSKA!(One Loveとかも)

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今年も早いもので半分経過、 7月突入しましたね~!

夏ですね~
暑いですね~
熱いですね~
夏といえば、
レゲエですね~

天気がいい日に外でビール片手にレゲエなんて最高じゃないでしょうか。

レゲエと言えばボブマーリーで、
ボブマーリーといえばレゲエですが、
レゲエで売れる以前ボブはSKAバンドをやってたのをご存知でしょうか?
今日はスカとかそこらへんの話を書いてみます。

SKA(スカ)ってなに?

モヤモヤさまぁ~ずとかのBGMでよくかかってるようなアレです。
第2,4ビートを強調したオフビートなかんじのアレです。
バンド編成がJazzと同じなのでJamaican Jazzなんて呼ばれていた時期もあったみたいです。
実際にSKAにはJazz奏者が多くいました。
レゲエが国際的になる前に国際的になったJamaica起源の音楽です。

ボブマーリーとスカ

ボブマーリーが最初にリリースしたのは、ボビー・マーテル名義で「One Cup of Coffee」そして「Judge Not」って曲です。
近所のアイスクリーム屋からデビューしました。
リリースは1962年。当時のスカムーブメントに合わせた仕上がりになっています。
ちなみに2曲ともまったく売れなかったそうで1円も報酬をもらえずにアイスクリーム屋さんの元を去って行ったそうです。

Judge Not

Wailersとスカ

ボブマーリーといえばよくCDにはBob Marley & The Wailersとクレジットされてます。
このWailers、元祖は1960年初頭Bob Marley、Peter Tosh、Bunny Wailerで結成されたWailersがオリジナルです。(前身となるのは全員10代の時に構成したThe Teenagers)。
その後Bobがソロで目立つようになりー、Toshが抜けー、Wailersが抜けー、 いろんなメンバーが新規加入したりマーケティングも絡んだ結果Bob Marley & The Wailersになった感じです。
で、後述するCoxsonからWailersはいろんな曲を出しています。
Bob Marleyで一番有名な曲であるOne Loveも。広く知れ渡るOne Loveは実は1977年版のリテイクで オリジナルはCoxsonから1965年に出ているOne Loveです。
リテイク版は落ち着いた感じですが、オリジナルはかなりスカってます!

One Love

そしてSKAの一番最初のビッグヒットとなったであろう曲は、Wailersの「Simmer Down(落ち着けよ~)」

Simmer Down

こちらはFire Ballも初期の頃にカバーしてた凄いクールな曲です。
Rankin Taxiの「実の娘をナンパ~」って曲のRiddimでも使われてますね。
凄い好きです。

世界で一番最初に売れたスカ

といったらたぶんこれ!Millie SmallのMy Boy Lolipopでしょう。
一度聴いたら忘れられないような甲高い声とファンキーな曲。
その歌声はもちろん日本にも流れてきました。

新リズム"スカ"登場!のコピーが最高にクールです。

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My Boy Lolipop

あと、めっちゃかわいいです。

スカな人たち

Prince Buster

Prince Busterは元ボクサーでJamaica草分け的サウドシステムCoxsone Down Beatの用心棒をしていた話はあまりにも有名です。用心棒ってどんなことしてたのでしょう。日本では黒澤明監督の描いた侍的な用心棒なんかを想像してしまいますが、50年代のジャマイカでは主に敵対するサウンドシステムをつぶしたり、攻撃(物理)を防いだりとご活躍されていたそうです。
※サウンドシステムっていうのは移動式ディスコみたいな感じでトラックにスピーカ積んで空き地とかでレコードをかけたりするグループみたいなものです。今でいうDJとかそんな感じです。

近年でもサウンドシステム同士の戦いであるサウンドクラッシュは世界中で頻繁に行われていますが、基本的には曲の掛け合いとMCで敵のサウンドをつぶしていくスタイルが主流です。
Prince Busterが無名の時代、Jamaicaでは先に出たCoxsonのDownBeatとDuke ReidのTrojanという2大サウンドシステムがバチバチに戦っていました。最初の方は2サウンドとも相手が持っていないイケてる曲作って掛けたり、独自のルートで入手した最新の曲をかけたりして競い合っていました。当時はまだレコードをプレイしていたので相手に曲名とか知られないようにレコードのクレジット欄を塗りつぶしたりなんかもしてたりしたそうです。
んで、そうこうしているうちに規模も大きくなり戦いもエスカレートして相手のスピーカーの配線切ったりとか相手のチーム全員ぼこったりとかどんどん邪悪路線に走って行った結果、Prince Busterみたいな用心棒の需要ができたってわけですね。

んで、Prince Busterの代表曲「They Gotto Go(お前らどっかいけ!)」。
最近のサウンドクラッシュでもいまだにプレイされている名曲中の名曲です。内容的には「もうお前らみたいなお遊びサウンドはお呼びでありましぇーん」みたいな感じです(たぶん)。They Gotta Comeってクレジットされてるのもあるので「かかってこいやー!」みたいな意味合いも込められてるのかもしれません。ほかにもHard Man Fi Dead(俺を殺すのはなかなか難しいぜ~)とかMadnessとか元用心棒らしい曲がいっぱいあります。

They Gotto Go

Hard Man Fe Dead

Jamaica産のSKAとはちょっと離れますが、プリンスバスターがらみでイギリスのBLUE BEATレーベルもSKAを聞くなら絶対にはずせません。音源もすごくいいのが多いですが多すぎるのでまた別の機会にまとめたいと思います。

Derrick Morgan

Prince Busterの天敵Derick Morgan。
まあ初めにかみついたのはPrince Busterなんですがその後いろいろと曲で勝負してるみたいです。
経緯はDerrick Morganのリリースした「Housewives' Choice」に盗作疑惑があるとしてBusterがMorganを批判する曲をリリースします。
で、その曲に対してMorganがさらに曲で反撃し、Busterがまた反撃し・・・と続けていくうちにファン同士の抗争も激化してきてジャマイカ政府の介入を受け終焉に至ります。
日本で言うならば、むかーしZEEBRA率いるキングギドラDragon AshのKJに対して「公開処刑」をリリースし話題になりましたが、そんな感じのことがJamaicaの音楽文化では頻繁に行われているんですね。
最近でもMavado VS KartelとかBeenie Man VS BountyとかShabba VS Kartelとかリリースする曲でやりあうっていうスタイルは結構ありますが、このMorgan VS Busterはこういうスタイルのクラッシュでは最古のものとされています。

そんな激闘の中最初にMorganがBusterに返した曲が「Brazing Fire」
クラッシュとかでは「You say that, jah walk a blazing fire~」でPull Upするのがお決まりになってきてますが、通して聞いても凄くかっこいいです。

Brazing Fire

ちなみにいざこざの発端になった曲は、アイスクリーム屋からだしてます。
アイスクリーム屋の店主レスリーコング。この人もこの時代の音楽文化ではかなり重要人物なんですよね。

Justin Hinds

SKAのコンピレーションアルバムの裏を見ると必ずと言っていいほどクレジットされているのがこの人 Justin Hinds。
そしてこの曲 Carry Go Bring Comeです。
Justin Hindは無名時代Coxsonのもとへオーディションを受けに行きますが落とされてしまいます。
が、Coxsonと敵対していたDuke ReidがJustin Hindsに目をつけすぐに録音します。
録音が終わって、プレスが終わったその晩、DukeはCoxsonとのサウンドクラッシュでできたばかりの「Carry Go Bring Come」をプレイしたところ大盛り上がりで、この曲だけで計8回もプレイしCoxsonとのクラッシュは圧勝に終わったという逸話もあります。
Jamaican SKAの代表的曲といっても過言ではないんじゃないでしょうか。ホーンとかも合わせてめちゃくちゃかっこいいです。

Carry Go Bring Come

Jimmy Cliff

レゲエを初めて世界に広めた人はこの人Jimmy Clifだと思います。
本名James Chambers、Jamesの短縮型がJimmy、「絶壁」のような頂上を目指すという意味でClif それがJimmy Clifの由来です。
有名な映画「Harder They Come」、VHSしかなくて探しているんですけどまだ見れていません。。。
サウンドトラックは死ぬほど聞きましたが、どの曲もめちゃくちゃ格好いいです。

Jimmy Clifも最初はBob Marleyがデビューしたアイスクリーム屋からデビューしてます。
ただ、Jimmy Clifのほうが少し早くデビューしたのでBob Maleyの先輩ってところでしょうか。
デビューしてからはSKA旋風にのり一躍SKAのスターにのし上がります。

その中でも一番好きな曲は「King Of Kings」。ライオンがこの世で一番最強!!みたいなこと歌ってます。この当時の曲は結構童謡的な歌詞が多いです。
童謡然りですが、SKAにも似た文化があってかわいいお話に揶揄を挟んだりして軽く社会風刺につなげてるような歌詞が恰好多いです。

あとはMiss Jamaicaみたいな恋のSKAもあって、歌詞がすごい純粋で素敵です。

Jimmy ClifはSKAムーブメントの終焉からレゲエにシフトし始め、72年Harder They Comeに出演しています。
80年代にはグラミー賞も受賞し、現在でも来日したり世界中で歌いまわってます。

余談ですが、Jimmy Clifのダブプレートは偽物がすごく多くて、ついには本人が切ったダブはJamaicaの老舗サウンド Silver Hawkと日本のMighty Crownだけ!とYoutubeで公言していました。
Stone Love、Bass OddyseyとかがかけてたJimmyClifのダブは誰が歌ってたのでしょう笑

King Of King

One Eyed Jack

Miss Jamaica

The Skatalites

Jamaican Skaで絶対にはずせないのはこのバンド。
このバンドはCoxsonがStudio Oneレーベルのハウスバンドとして始めたのがきっかけ。
Jamaicaのこの年代の音楽をたどっていくと必ずCoxsonかDukeが絡んでますね~。
一番有名な曲は映画 ナバロンの要塞(邦題)のテーマ曲Guns Of Navarone。(まんまですね。)
メンバーが殺人で投獄されたりなんやかんやでSKAムーブメントも終焉を迎え自然解散しましたが、
嬉しいことに再結成して、また世界中で演奏して回ってます。
今年もBlue Noteに来てたりした気がします。

Guns Of Navarone

Lord Creator

一番有名な曲は間違いなく1962年8月ジャマイカが独立した年にリリースした「Independent Jamaica」です。Load Createrはもともとトリニダード出身なのでジャマイカの歴史なんか知る由もなさそうなもんですが、この曲の為に歴史を学びリリースまでこぎつけてメガヒットにまで至ったみたいです。めっちゃかっこいいです。

Independent Jamaica

他にも

スカにはいろんな有名アーティスト、有名な曲がたくさんありますので一部紹介します。

Eric Monty Morris

この曲はスーパーブレイクしたみたいです。
Bass OddyseyがサウンドクラッシュでMighty CrownのSami-Tに対して(Sammyと掛けて)この曲をかけていた印象がすごい残ってます。

Sammy Dead

Stranger Cole

Call My Name

Rough and tough

Delroy Wilson

I Shall Not Remove

Prince Pharoah

Don't Believe Him

Byron Lee & The Dragonaires

SKA SKA SKA ちゃちゃちゃっ!

Jamaican Ska

おわりに

ここで紹介したのはほんの一部です。さぐっていくといろいろ面白い曲もありますし、UKで成長していったUK SKA
日本でもスカパラとか現在進行形でスカの文化は世界中に根付いて成長していっています。

また、BBCが放送したHistory of Jamaican Musicの最初の方でSKAの成り立ちとか当時の映像を詳しく知ることができます。
興味あれば見て損なしです!SKA最高!